低気圧で強風・大雪…交通機関に大きな乱れ

update 2008/1/26 07:10

 発達した低気圧の影響で、24日の道内は強風や大雪に見舞われ、陸と空、海の交通ダイヤに大きな乱れが生じた。荒天に伴う人的被害などは報告されていない。

 函館海洋気象台によると、風は同日午前中、渡島、桧山の広い範囲で風速10メートル以上を観測。雪は降り始めから午後7時までの降雪量が今金町で39センチ、厚沢部町鶉23センチ、八雲町八雲30センチ、七飯町大沼35センチなど。各地で気温がプラスになり、湿った雪が多く降った。

 JRは同日朝から強風による信号ケーブルの断線や運行管理システムのトラブルで、函館線の長万部―八雲間と、長万部―森間が正午すぎまで一時運転を見合わせた。長万部町内では倶知安発長万部行きの普通列車が線路上の倒木(長さ20メートル、直径30センチ)と接触するなどし、特急計9本が運休したほか、普通列車も函館―長万部間の計7本が部分運休し、約1600人に影響が出た。

 空の便では、道内各空港の降雪の影響で、丘珠線の12便のほか、旭川、釧路などを結ぶ函館空港の全発着便の半数以上の計20便が欠航、約700人に影響した。このほか、函館空港では除雪作業のため、午前と午後の計3回、滑走路を一時的に閉鎖し、関西便などの一部に2時間以上の遅れが出た。

 フェリーは東日本フェリーの函館―大間航路の3便のほか、ハートランドフェリーの江差―奥尻航路の全2便が欠航。函館山ロープウェイも早朝から山頂付近で20メートル以上の強風が吹き、終日運行を見合わせた。

 道路では、高波が打ち寄せたため、函館市内とせたな町内の道道2路線の一部区間が通行止め。道央道の八雲―札幌南間も吹雪のため、午前6時50分から午後6時半まで通行止めとなった。

 また、渡島支庁によると、長万部町の個人所有の牛舎の屋根が雪の重みなどで倒壊したが、牛は無事だった。被害額は約100万円と推定される。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです