漁獲高増 479億円…07年渡島海域速報値

update 2008/1/24 16:18

 渡島支庁水産課は23日、2007年の渡島海域における漁業生産高(速報値)を発表した。八雲町熊石地区を除く2市9町海域の漁獲量は前年比12%(2万3000トン)増の21万8000トンで、漁獲高は同5%(21億円)増の479億円。ホタテやスルメイカの好漁が全体を押し上げたが、天然コンブの不漁などにより漁獲高500億円の大台には及ばなかった。

 速報値は渡島管内の各漁協からの聞き取り調査で同課が集計した。

 魚種別でみると、噴火湾が主産地のホタテは好漁が続き、漁獲量は同9%(8000トン)増の9万6300トン、漁獲高は同10%(約14億円)増の約140億円。スルメイカは11月ころから漁獲が上向きになり漁獲量は同58%(1万7500トン)増の4万7900トンと豊漁となったが、魚価(1キロ当たりの単価)は前年より低く、漁獲高は同25%(約18億円)増の約89億円にとどまった。

 一方、南茅部が主要漁場となるコンブは天然が不漁で、養殖も合わせた全体の漁獲量は同20%(1300トン)減の5200トン、漁獲高は同9%(約9億円)減の約87億円。スケトウダラの漁獲量は同19%(6100トン)減の2万5500トン、漁獲高は同19%(約7億円)減の約30億円だった。また、近年中国などの需要増で魚価が上がっているナマコの漁獲量は同12%(50トン)増の480トン、漁獲高は同17%(約2億円)増の約13億円だった。

 近年の渡島海域の漁獲量と漁獲高の推移は、04年が19万8700トン、約435億円、05年が17万6500トン、約472億円、06年が19万5000トン、約458億円。

提供 - 函館新聞社



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