きれいな氷のレンガ…大寒 函館で氷点下12・4度

update 2008/1/22 09:46

 21日は二十四節気の一つ「大寒」。一年で寒さが最も厳しくなるころとされ、函館海洋気象台によると、函館市美原のこの日朝の最低気温は氷点下12・4度で、この冬一番の冷え込みを記録、まさに暦を感じさせる日となった。函館では、大寒の日にその年の冬の最低気温を更新したのは2002年1月20日の同9・6度以来。また、函館の1月中旬(11―20日)の平均気温は同5・8度で、例年(同2・9度)より低く、同期では01年の同7・2度以来の低さとなった。

 七飯町の大沼国定公園内では、2月2、3の両日開かれる「第42回大沼函館雪と氷の祭典」(実行委主催)で使用する氷の切り出し作業が始まった。縦横60センチ、厚さ30センチ、重さ約100キロの氷が次々に運ばれた。

 作業は、会場の公園広場から約200メートル離れた大沼湖東大島付近で、実行委スタッフ約20人が行った。氷面上に縦横60センチの溝を引き、溝に沿って3人がかりで電動のこぎりを動かし切断。水面に浮かせ、氷ばさみで引き上げ、クレーンやブルドーザーを使い、会場へ運んだ。

 氷は主に会場に設営されるジャンボ滑り台に使われ、そのほか氷像やアイスキャンドルにも利用される。今冬は昨年12月中旬から冷え込みが厳しく、雪などが入らない、透明な氷ができたという。作業に当たったスタッフは「寒い冬らしいきれいな氷ができた。あとは来場者が喜ぶ遊具や作品を完成させ、祭りを盛り上げていきたい」と話していた。26日ごろまでに約3000個の氷を切り出す予定。

提供 - 函館新聞社



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