道運輸局が函館でボランティア養成事業…来月16日にセミナー
update 2008/1/22 09:46
道運輸局は2008年度、函館市をモデル地区とし、高齢者や障害者など移動が不便な人に対して公共交通機関などの施設利用を手伝う「バリアフリーボランティア」の養成事業などに取り組む。北海道新幹線の開業など将来的な観光客増を見込み、道内で唯一、同市が選ばれた。同運輸局は「施設面のバリアフリー化だけでなく、人の支援の輪を広げて『心のバリアフリー』推進を目指したい」(交通環境部消費者行政情報課)と話している。
国交省では05年度から、さまざまな障害を互いに理解し合う「心のバリアフリー」社会の実現に向け各種施策を推進しており、同事業もその一環として全国の各運輸局で実施している。これまで道運輸局でも、関係者を招いたアドバイザー会議やバリアフリー教室などを行ってきたが、多様なボランティアニーズに対応するため、今回は同市や市内の福祉関連団体と連携し、本格的な市民ボランティア養成に取り組む。
バリアフリーボランティアとは、荷物を持った人や子供連れなどの手荷物の運搬、移動の介助などを行うボランティア活動を指す。同運輸局によると、今後募集する市民ボランティアに市内の旅客施設で活動してもらうほか、高齢者や障害者などを対象にした旅行ツアーに対応できる地元ガイド「トラベルサポーター」の養成を行う計画だ。
事業の機運を盛り上げようと、2月16日には函館市内のあいよる21(若松町33)で事業説明会とトラベルサポーターの養成入門講座を併せた1日セミナーを行う。各専門分野の実践者らを講師に、旅行サポートのマナーや高齢者の特性など、ボランティアに必要な基礎知識を学ぶ内容で、定員は20人程度を予定。時間は午前9時半から午後6時半。受講料は無料。
申し込み、問い合わせは道運輸局交通環境部消費者行政情報課(TEL011・290・2725)か社団法人道開発技術センター企画部地域政策研究室(TEL011・271・3022)。応募締め切りは2月8日。
提供 - 函館新聞社
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