支庁廃止反対 共闘呼び掛け/江差町議会
update 2008/1/19 11:03
【江差】桧山支庁統廃合に反対している江差町議会は18日、支庁廃止が予定されている日高管内浦河町、根室・留萌の両市に議員団を派遣、3市町議会に対して、粘り強い存続運動を展開するよう、共闘を呼び掛ける方針を決めた。
18日に開かれた議員協議会で、全会一致で議員団派遣を決めた。町を通じて、派遣先の市町議会との会談日程などの調整を進めている。
江差町では17日、道の嵐田昇副知事が出席して、支庁再編に関する意見交換会が開かれた。同じく支庁廃止対象の浦河町(日高支庁)では21日、留萌市(留萌支庁)は22日、根室市(根室支庁)でも24日に同様の意見交換会が開かれる予定だ。
江差町議会は、意見交換会の開催に合わせて、12人の町議を3グループに分けて3市町に派遣。3市町議会の正副議長らと会談して、存続運動に関する情報交換を行うほか意見交換会にも出席して、存続運動のヤマ場に向けて共闘を呼び掛ける方針。
町議会では、2月4日に行われる、道議会道州制・地方分権改革等推進調査特別委員会の支庁再編をめぐる集中審議と、道が支庁再編の関連条例提案を目指す、第1回定例道議会(2月末開会予定)が、支庁存続運動の最終的なヤマ場になるとみて、危機感を共有する4市町議会の共闘を通じて、道議会などに支庁存続を訴える考えだ。
町議の1人は「17日の意見交換会では、道の強硬姿勢が浮き彫りになった。地方の切り捨てにつながる拙速な支庁再編は認めない。同じく支庁存続運動を展開する3市町議会に、結束して存続運動を貫き通すよう呼び掛けたい」と話している。
一方、桧山支庁管内町村議会議長会(会長・若狭大四郎上ノ国町議会議長)は18日、江差町役場で臨時総会を開き、管内7町の町議会議長が、桧山支庁の担当職員と支庁再編をめぐり意見交換した。会議では「17日の意見交換会では(支庁再編に)賛成意見が無かったのではないか」「農水産業を担当する課が無くなるのは問題」「渡島支庁に統合されることで行政や企業の負担が大きくなる」など、批判的な意見が相次いだ。
提供 - 函館新聞社
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