バスロケーションシステム・冬期間にアクセス数が大幅増加
update 2008/1/18 09:15
函館バス(寺坂伊佐夫社長)が昨年3月下旬に導入した、函館市内の路線バスの運行情報をインターネット上で検索できるサービス「バスロケーションシステム」へのアクセス数が、冬期間に入って大幅に増加している。降雪や積雪で路面状況が悪化し、バスは定刻通りの運行が困難。同サービスを利用することで、到着予定時刻をリアルタイムで確認でき、乗客にとってはイライラ解消にもつながっているようだ。
同サービスは、携帯電話とパソコンで専用サイトにアクセスすると利用できる仕組み。画面上で、乗・降車の停留所を入力するか、50音で停留所を検索すると、バスの出発時間だけでなく、バスに搭載したGPS(衛星利用測位システム)などで到着予定時刻も把握できる。
利用端末では、携帯電話が全体の約7割を占めており、携帯電話の高い普及率と手軽さを裏付ける結果に。同社は「到着する時刻が分かるので、バス停で寒い思いをして待たなくても良くなったという声もある」としており、同サービスの利便性を実証する形となっている。
昨年11、12月に雪模様だった日は、アクセス数が約7000件と、夏季好天時の2倍以上に達した。頻繁に利用されている時間は、通勤・通学時の朝が最も多く、学生・生徒の下校時に当たる午後3時―同4時、会社員などの帰宅時の同6時ごろにも集中している。
このままのペースで行くと、導入以来のアクセス総数が2月中にも100万件を突破する勢い。同社は「冬道はどうしてもバスに遅れを生じてしまうので、100%とは言わないまでも、利用者の満足を得ていると感じる。冬を越して新たな要望が出てくるかもしれないが、それに出来るだけ応えられるよう公共交通機関としての役目を果たしていきたい」と話している。
なお、同サービスの利用に際して、パソコンの場合のアドレスは、http://hakobus.jp 携帯電話はhttp://hakobus.jp/m
提供 - 函館新聞社
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