新成人抱負、大人として成長、もっと自立を…
update 2008/1/15 11:46
「大人の自覚を忘れずに頑張る」「振り返って後悔のない人生を送りたい」―。14日の函館市成人祭で大人の仲間入りを果たした若者たちは、さまざまな抱負を語った。昭和の終わり、バブル景気の真っただ中に生まれ、パソコンや携帯電話を自在に操る現代っ子たち。少子化や格差問題など社会が抱える課題も少なくないが、時代を切り開いていく若さと輝きがあった。
保育士を目指している市内谷地頭町の専門学校生、中野正恵さん(19)は「育ててくれた両親に感謝したい。大人として成長し、みんなに好かれる保育士になるのが夢」と笑顔。さいたま市の大学2年、吉田亜紗子さん(20)は「同級生の女性はみんなきれいに、男性はかっこよくなっていた。これまで幸せな人生だったと思うし、いつ振り返ってもいい人生だったと思えるような生き方をしたい」ときっぱり。
就職が決まり、今春から茨城県に赴任する市内港町の函館高専5年、福原達仁さん(20)は「まずは仕事を覚えたい。函館を離れても古里を大切に思い続けます」と、心は函館に。札幌市の大学2年、室田恵美さん(20)も「まず、選挙に行ってみたい。人の気持ちを考え行動できる大人になります」と自覚を新たにしていた。
社会人からは、さらに自分を高めたいという目標も聞かれた。市内深堀町の会社員、端川ひとみさん(20)は「仕事ができる大人になりたい。仕事がつらい時もあるが、負けないで頑張りたい」、同駒場町のフリーター、石川由香さん(19)も「もっと自立し、何でも自分でできる大人になりたい」と理想を掲げた。
「どんな大人に」との問いに深堀町の函館高専5年、佐藤寿之さん(19)は、表情を引き締めて語った。「大人というより、男になりたい。年を増すごとに渋くてかっこいい男になるのが夢」
提供 - 函館新聞社
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