桧山管内ナマコ、2年連続で過去最高更新
update 2008/1/15 11:44
【江差】中国への輸出急増から価格高騰が続いている桧山管内産のナマコは、昨年の漁獲量が189トン(前年比52%増)、出荷額も6億2237万円(同84%増)に上り、06年に続き2年連続で過去最高を記録したことが檜山支庁のまとめで分かった。
管内では05年前後から中国へのナマコ輸出が急増。中国で檜山産ナマコは評価が高く、03年には1`当たり1キロ19円だった管内産ナマコの単価は、05年に1762円、06年は2707円、07年には3285円と急騰した。
漁獲量は06年に過去最高の125トン(同34%増)を記録し、07年はさらに急増。価格高騰に伴い、出荷額も06年は3億3833万円(同109%増)と大幅な伸び率をみせ、07年も引き続き激増した。
出荷額の増加に伴い、管内の漁業生産額に占めるナマコの割合も大きくなっており、06年にはウニ・アワビを抜き第4位、07年には秋サケ漁が不漁だったことも影響して、イカ、スケトウダラに次ぐ第3の主要魚種に躍り出た。
一方、07年の管内全体の漁業生産量は、イカ、スケトウダラなどの不漁で、約1万85967d(前年比24%減)、生産額も約57億8000万円(同22%減)と振るわなかった。
魚種別では、イカ6946トン(同28%減)、スケトウダラ5131トン(同24%減)、サケ821トン(同58%減)、ウニ339トン(同5%減)、アワビ18トン(同27%増)、エゾバカガイ202トン(同19%減)など。中でもスケトウダラは、漁獲量・出荷額ともに1983年以降では過去最低の水準で、いずれも過去10年平均の5割近くまで落ち込んでいる。
提供 - 函館新聞社
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