水道凍結に気を付けて
update 2008/1/12 12:48
強い寒気の影響で連日厳しい冷え込みが続いている中、函館市水道局は水道凍結防止のため、水抜きの習慣化を呼び掛けている。水道の凍結や破損は、最高気温が氷点下となる真冬日が数日続き、地中の温度が上がりにくい状態になると発生しやすい。例年1―2月に集中する傾向があり、同局水道課は「就寝前や長期間留守にする場合は水抜きをしてほしい」と話している。
同課によると、水道凍結に関する問い合わせ件数は、暖冬だった2006年度(06年12月―翌07年3月)は4件しかなかったが、最低気温が氷点下10度以下となり、今季一番の冷え込みを記録した10日には、戸井支所の2件を含めて計20件が寄せられた。まだ問い合わせが殺到している状況にはないものの、2000年度には2300件を超えたという記録もある。
水抜きの方法は、水を出した状態で、電動式の栓は電源を入れ、スイッチを閉じ、手動式の場合はハンドルを右に止まるまで十分に回す。水道が凍結する前に、水抜き栓が作動するか確認しておくことも大切だ。
万が一、凍結させてしまった場合は(1)蛇口を開放する(2)蛇口や給水管をタオルなどで巻く(3)全体が暖まるようにお湯を少しずつかけて解氷する―の手順で解氷できる場合もある。ただ、「熱湯をかけると破裂する恐れがある」(同課)としている。
自分で解氷できない場合は、市の指定事業者が有料で作業に当たる。料金の目安は8000円程度だが、凍結の状況や作業内容により料金が変わるため、依頼前に確認する必要があるという。
同課は「最近の住宅は断熱技術の向上で、以前よりは凍結しにくくはなっているが、地面に雪が少ない状態で冷え込みが続くと水道は凍結しやすくなる。日々の気温変化にも注意をしてほしい」としている。
最寄りの指定業者に関する問い合わせは、同課水道維持係TEL0138・27・8753。夜間、休日は水道修繕センターTEL同・62・5511(24時間対応)。旧4町村は各支所へ。
提供 - 函館新聞社
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