92.6 昨年比0.6ポイントダウン…渡島11市町の07年ラスパイレス指数
update 2008/1/10 15:51
道が公表した2007年4月1日現在の道内市町村職員(一般行政職)給与の実態調査結果によると、地方公務員の給与水準を示すラスパイレス指数の渡島管内11市町の平均値は92・6で、前年(93・2)より0・6ポイントダウンした。また、札幌市を除く道内市町村平均(95・1)を2・5ポイント下回った。渡島支庁によると、管内では財政難から独自の給与削減策に取り組む自治体もあり、給与抑制傾向は今後も続くとみられる。
数値が最も高かったのは森町の99・3で前年比0・1ポイント減で、函館市の97・2(前年比0・1増)、七飯町の95・6(同0・6増)と続く。北斗市は94・7(同1・0ポイント減)だった。一方、数値が低かったのは松前町の86・3(同0・2ポイント増)。
管内11市町中、函館市を含む5市町は前年を上回り、北斗市など6市町は下回った。増加幅が最も大きかったのは鹿部町で1・4ポイント(ラスパイレス指数90・7)、次いで七飯町だった。2005年の合併後、独自の給与削減に取り組んでいるため、国に準じる給与構造改革を管内で唯一導入していない八雲町は、前年比の減少幅が4・3ポイントと最も大きく、同指数は92・7だった。
管内では八雲のほか松前、福島、木古内、長万部の5町が一般職対象の独自給与削減策を実施している。同支庁では「地方の自治体では職員の階層変動が指数の増減に影響することも多いため単純比較はできないが、厳しい財政状況から職員の給与抑制に取り組む自治体は全道的に多い」(地域振興部地域政策課)と話している。
一方、道は前年比0・1ポイント減の90・5。札幌市は99・5(昨年度比0・9ポイント増)、財政再建団体の夕張市は68・0(同21・1ポイント減)だった。
提供 - 函館新聞社
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