水揚げ額は前年並みに…桧山スケトウダラ漁

update 2008/1/10 15:51

 【江差】桧山支庁水産課のまとめによると、昨年11月の解禁以降、深刻な不漁が続いていた檜山沿岸海域のスケトウダラ漁は、同12月後半から漁模様がやや回復し、12月末現在の累計漁獲量は4799トン(前年同期比2・8%減)、水揚げ額は10億7149万円(同0・3%増)と、過去20年間で最低だった前年度とほぼ同水準になった。

 11月末までの漁獲量は、最低水準だった前年度を3割程度下回る深刻な不漁だった。漁業関係者は「12月後半から年末にかけて漁獲が伸びた。漁期終了までには前年度をやや上回る程度の水揚げを確保できるのではないか」と話している。

 ひやま漁協(乙部町)の支所別にみると、管内最多の水揚げがある乙部は2349トン(同1・6%減)、熊石は1138トン(同3・9%減)とほぼ前年並みの漁獲。上ノ国は394トン(同49・7%増)と大きく伸ばしたが、江差は767トン(同24・7%減)と振るわなかった。

 水揚げ額は、12月下旬の高値に支えられ、乙部5億4214万円(同1・1%増)、熊石2億5322万円(同0・9%増)と微増。上ノ国は1億2101万円(同56・4%増)だった。江差は1億5512万円(同23・9%減)と明暗が分かれた。

 12月下旬の平均単価は1キロ当たり320円(同24・7増)で高値の状態が続いた。

提供 - 函館新聞社



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