110番 いたずら電話増加「やめて」…道警函本
update 2008/1/10 15:51
道警函館方面本部が昨年1年間に受理した110番通報の件数は3万3583件で、一昨年より1734件減少した。ただ、電話番号の照会など、急を要しない110番通報が依然として多く、同本部地域課通信指令室は適正利用を強く呼び掛けている。きょう10日は「110番の日」。(水沼幸三)
通報内容の内訳は、交通事故など交通関係が最多の6908件(前年比710件減)で、全体の約2割を占めた。窃盗被害などの刑法犯関係は前年比60件増の2447件。けんかや口論の通報は1599件だった。
110番の「いたずら電話」は5594件に上り、前年よりも1889件増加した。同室によると、酔っぱらいによる意味不明な苦情、子どもとみられる無言電話などが多いという。同室では「緊急を要する事件への対処が遅くなりかねない。絶対にやめて欲しい」としている。
一昨年前まで増加傾向にあった暴走族の騒音や路上駐車に関する苦情、交通事故などによるトラブルの問い合わせは、前年に比べ2007件減少した。同室はこの要因として▽「警察相談専用電話『〓黷X110』が浸透した▽暴走族取り締まりの強化で暴走行為が減少した▽駐車監視員制度の施行で、市民の駐車モラルが向上した―などを挙げている。
同室で110番を受理する同課指令第2係の石川能宏係長は「適正な利用を心掛け、事件、事故を見た時は戸惑わずに通報して欲しい」と呼び掛けている。警察電話相談は、TEL#9110。午前8時半―午後5時半は専門の警察官2人が相談に応じており、夜間は同本部の当直が対応している。
提供 - 函館新聞社
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