豪華客船 ことしも続々入港
update 2008/1/9 09:59
ことしもラグジュアリークラスの豪華客船が続々と函館港に寄港する。4月27日の「スタテンダム」(5万5451トン、オランダ船籍)を皮切りに、9月末には、函館入港の客船では過去最大規模の「アムステルダム」(6万1000トン、同)が初寄港を予定。このほかにも国内最大の「飛鳥II」(郵船クルーズ、5万142トン)など、“麗しい乙女たち”が函館港を華やかに彩る。
アムステルダムは、ホーランド・アメリカ・ライン社(米国、HAL)所有。函館では初めて総トン数が6万トンを超える大型船となる。同社の特徴である白と濃紺のツートンカラーの船体で、全長は237・7メートル、全幅は32・3メートル、乗客定員1380人、乗員647人。9月中旬に、米国・シアトルを出港し、函館にはロシア・ペトロパブロフスク経由で同30日午前9時に入港。同日午後5時に出港後、岩手県宮古市に向かう。同船と同じくHAL所有のスタテンダムは、昨年5月に続いて2年連続の寄港となる。
また、函館ではおなじみのリージェント・セブンシーズ・クルーズ(米国)の「セブンシーズマリナー」(4万8075トン)は、9月28日に5年連続の寄港を果たす。市港湾空港部は「海外の客船運航会社は、3―4年周期で寄港地を変えることが多く、5年連続の寄港は珍しい。寄港地として高い評価をしてもらっている」とする。このほか、国内の客船では、飛鳥Uが7月26日、8月21日、9月18日の3回の寄港を予定している。
同部では、外国船入港時には、市内高校生による英語通訳を兼ねた観光案内や、日本文化体験コーナー設置を昨年に引き続き実施する方針。また、飛鳥Uの乗客向けには、オプショナルツアーとして、東日本フェリーの高速フェリー「ナッチャンRera(レラ)」を利用した青函ツアーなどを検討している。
函館の魅力について同部では、観光地としての資源や基盤、受け入れ体制の取り組みなど挙げ、「接岸場所として不便といわれるが、港町ふ頭から市内へ送迎するための観光バスの台数を確保できることなど、観光地としての基盤が整っている。今後も乗客向けのイベントなど、アイデアを絞っていきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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