函館市「健康はこだて21」見直し
update 2008/1/7 09:34
函館市は市民の健康づくり計画「健康はこだて21」の内容の見直しを進めている。30代と40代の男性の肥満者割合など、中間評価(2006年度実施)で悪化した項目について目標値の修正、今後の対策を練る考え。6月ごろには改訂版を示す方針で、市立函館保健所健康づくり推進室は「市民が主体的に健康づくりに取り組み、地域と行政、企業などが一体で支援する体制につなげていきたい」としている。
同計画は当初、2002年―10年度までの9カ年だったが、国の定める医療費適正化計画に合わせてこのほど、12年度まで延長するこにした。同計画はさまざまな統計や市民アンケート(01年実施)の結果を分析し、0―14歳、15―39歳、40―64歳、65歳以上の4つの年代ごとに健康指標を設け、具体的な目標値を定めている。06年度の中間評価で計画を見直すことが決まっていた。
市民アンケートや統計値をもとに行った中間評価では、30代と40代の男性の肥満割合が計画策定前のアンケート結果よりも悪化。50代男性や60代女性は改善されているものの、目標値には及ばず、朝食を欠食する子どもの割合も幼児、小学1・2年、小学3・4年、10代女性で悪化。40―64歳の歯科検診受診者の割合や、65歳以上の血糖値異常の割合も増え、目標値の修正と改善策が必要となった。
見直しでは、特定健診、特定健康指導の実施率、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の該当者・予備群の減少目標も定める。
見直し作業は同推進室と健康はこだて21推進協議会(大村和久会長)で行っており、今後、同協議会の専門部会でさらに具体的に検討する。
提供 - 函館新聞社
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