正月3が日 天候に恵まれ各所に笑顔
update 2008/1/4 13:17
函館・道南地方の正月三が日は、日中おおむね穏やかな天候に恵まれ、神社にはたくさんの初詣で客が訪れたほか、積雪に恵まれたスキー場やゲームセンターなどは子どもたちの笑顔がはじけた。観光スポットも大勢の人が訪れ飲食店もにぎわいをみせた。おせち料理に飽きた人たちが外食に出掛けるなど、飲食業も大忙しだった。
■神社
道南で最も多くの初詣で客が訪れる函館八幡宮(函館市谷地頭町2)は、三が日の人出が例年並みの4万5000人。1日は午前2時半ごろまで参道に行列ができたが、「天気が良かった2日の日中に参拝客が集中した」という。2日には函館剣道連盟居合道部会が同神社で7年ぶりに居合形などを披露し、多くの人が見物していた。函館護国神社(同市青柳町9)でも、「参拝客は数えてはいないが日中に訪れる人が目立った」。縁起物では干支(えと)の土鈴が人気を集め、150体を完売した。江差姥神大神宮(江差町姥神)は1日の3000人をピークに、3日間の人出は例年並みの約4000人。日中は絶え間なく参拝客が訪れていたという。
■観光施設
展望台から初日の出を見てもらおうと、五稜郭タワー(函館市五稜郭町43)は1日午前6時から営業し200人が訪れた。3日間の来場者は、リニューアル後初めての正月を迎えた昨年よりも減少したが、1、2日は1日当たり2000人以上。ことしは付近にある公営駐車場が営業したため、「例年に比べ個人客が増えた」という。函館山ロープウェイの人出はほぼ例年並みに推移。日中一時的に雪が降った1日に比べ2日が好調で、昨年を上回る5200人以上が搭乗し、多くの人が昼夜の景色を楽しんだ。
■スキー場・娯楽施設
運営会社がグランドレジャー(東京、鈴木一正社長)に替わり、初めての年始を迎えた函館七飯スノーパーク(七飯町大沼)には、3日間で約4000人が来場。特に2日以降が多く、ゴンドラ乗り場では最長30分待ちの長い列ができた。小学生以下のリフト代を無料としたことから子どもを連れた家族連れが多く、新設した「スノーボードのジャンプ台」も人気を集めた。
ゲームセンターには2日以降、お年玉をもらった子どもたちが押しかけた。セガワールド函館(函館市美原1イトーヨーカドー函館店内)は2日、通路を歩くのが困難になるほど混雑。同店は「子どもたちは皆ほくほくとした笑顔。買い物に合わせて来店し家族で楽しんでいきます」。
■飲食
回転すしの函太郎五稜郭公園店(同市五稜郭町)は2日の営業初日から3日にかけての営業時間いっぱい、空席を待つ客で込み合った。多いときには1時間半待ちも。「家族連れが多く、祖父や祖母を含めた大人数で来店するグループが目立ちます」と同店。ラッキーピエロベイエリア本店(同市末広町)は6―7割が観光客。そのほか帰省客も多く訪れた。「材料を多めに用意したため、なんとか売り切れは防げた」と同店。宅配ピザも好調。ピザテン・フォーを運営するオーディンフーズ(同市柏木町)によると、「3日までの売り上げは昨年の4―5割増」。数年前から年末年始を無休にしたことが定着して注文が増えたとみている。
提供 - 函館新聞社
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