「函館花いっぱい道づくりの会」が北のまちづくり賞「奨励賞」を受賞
update 2007/12/31 13:23
今年度の「北のまちづくり賞」奨励賞に、2004年から函館新道沿線で花の植栽活動を行っている函館市の「函館花いっぱい道づくりの会」(折谷久美子代表)が選ばれた。折谷代表は「活動開始からわずか4年でこのような素晴らしい賞をいただけるのは本当にうれしい。構成団体のみなさんと、行政や企業などの連携と協力があってこその受賞」と喜んでいる。
「北のまちづくり賞」は、住む人が「楽しく」「快適に」「豊かさを実感できる」活動を行っている団体を対象に、2年に1度北海道が選出するもので、今年度は全道から20団体の応募があり、5団体が受賞した。
このうち最高賞にあたる知事賞は札幌市の「ていね夏あかり実行委員会」が受賞。続く奨励賞に「函館花いっぱい道づくりの会」と札幌市のNPO法人「カルチャーナイト北海道」、花新聞ほっかいどう賞に釧路市の「釧路芝桜の会」と登別市の「キウシト湿原保全の会」が輝いた。
函館花いっぱい道づくりの会は、函館の玄関口となる国道5号函館新道(石川・桔梗地区)沿線の植樹ますで花を育て、函館を訪れる人たちをおもてなしの心で迎えようと、NPO法人や地元町会、沿線の小中学校、スポーツ少年団など15団体により発足。現在は21団体が所属し、函館道路事務所、函館市土木部、市住宅都市施設公社とボランティア・サポート・プログラムを結び、毎年延長約600メートルの両側に1万本以上の花を植樹している。
発足当初から構成団体に加わる地元4町会は、それぞれに受賞を喜ぶ。石川町会の山●敏昭会長は「沿道を花でいっぱいにすることで交通安全や防犯にもつなげたい」。桔梗町会の青坂栄一会長は「町会の枠を越えて協力体制が生まれたことがうれしい」。桔梗北町会の鈴石克己会長は「今後も活動を継続するために努力したい」。桔梗西部町会の神田俊彦会長は「花を育てることを通じて、心の豊かさを育てたい」と熱い思いを語る。
また構成団体の中核として活動する「NPO法人スプリングボートユニティ21」に所属し、発足当初から精力的に活躍してきた折谷代表は「花の植栽を通じてたくさんの素晴らしい出会いを経験できたことが一番の宝物。今回の受賞でさらに結束を強めるとともに、これからも楽しく息の長い活動を続けていくことができればうれしい」と喜んでいる。
北のまちづくり賞の受賞式は来年1月31日に札幌市で行われる。(●は漢字ののつくりが立つ崎です)
提供 - 函館新聞社
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