古布で洋服や壁掛け…川島、川合さん7日から初の「姉妹展」

update 2007/12/30 14:52

 趣味で古布を収集し、洋服や壁掛けなどの作品づくりに励む函館市在住の姉妹、川島祐子さん(61)と、河合百合子さん(59)の初めての「姉妹展」が来年1月7日から、函館三菱ふそうギャラリー(市内昭和)で開かれる。同26日まで。

 2人は市内で開かれるパッチワーク教室、洋裁講座に通って基本の技術を習得。以来、仕事や空き時間を利用し、独学で作品づくりに取り組んでいる。友人から出展を勧められ、姉妹展を企画した。河合さんは「作品展を通じて制作に励む多くの市民と交流し、仲間の輪を広げたい」と話している。

 作品に使用する布は家族や知人から譲り受けた古い着物のほか、毎年1回、旭川と京都に布集めに出掛けている。川島さんは「多くの人に愛用され、最終的に手元にたどり着いた古布。そんな貴重な布を簡単に捨てるのではなく、少しでも取り入れて新たなものに再生したい」と、古布を使った作品づくりに寄せる思いを語る。

 川島さんは主に大島や藍染めを中心に、ベストやスカートなどの洋服のほか、バッグなども手掛け、河合さんは黒の羽織を下地に、赤や紫色の映える着物を活用し、鶴や風車の模様をかたどった壁掛けを主に制作。中でも、ことし9月に亡くなった知人から譲り受けた黒色の着物を使用した壁掛けについては、「出来上がった作品を本人に見せたかった」と涙を浮かべながら紹介した。

 小物入れや端切れのほか、ハンカチを3a四方に裁断し、花のつぼみを約100個組み合わせたブローチなども展示している。時間は午前9時から午後6時(12、13、14、19、20日は休館)。

提供 - 函館新聞社



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