ドイツワインのことは任せて……藤澤節子さん「ケナー」に

update 2007/12/28 11:20

 函館市昭和1で藤澤稔さん(55)と共に酒店「地酒・ワイン屋みのや」を営む妻の節子さん(54)が、10月に東京で行われたドイツワイン・ケナー(識者)の呼称資格認定試験(日本ドイツワイン協会連合会主催)に合格し、成績上位者として表彰された。味だけでなく、産地や造り手などの背景も知りながら楽しむ“ワイン文化”を広めようと張り切っている。

 ワインが好きで勉強を始めた節子さんは、1998年に日本ソムリエ協会認定のワインアドバイザー、2001年にはフランス食品振興会認定のコンセイエ(フランスワインを売る達人)も取得。店頭で顧客にアドバイスするほか、市内の喫茶店が主催するワイン講座で講師も務める。

 昨年3月、ドイツのワイナリーを訪ねた際に造り手の熱意に感銘を受け、ドイツワインの知識を深めたいと受験を決めた。

 ドイツのワインや文化の普及を目的に、2003年に創設された呼称資格制度で、ケナーと上級ケナーに分かれる。同連合会によると、12月現在で全国のケナーは492人、うち道内は6人で、函館市内は既に資格を取得している1人と節子さんだけ。上級ケナーは全国115人、道内は1人という。試験は年1回、愛好家を対象とし、ワインだけでなくドイツに関する一般知識も問われる。成績上位12人が褒賞対象となる。本年度のケナー受験者は100人で、合格率は64%だった。

 節子さんは「ドイツワインでは凍ったままのブドウを絞り、甘みが凝縮したドイツ産主流の『アイスワイン』が人気なので、PRしている」と話し、「資格を取ってより自信が持てるようになった。来年は上級試験にも挑戦したい」と意欲を見せている。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです