「管理職全体でコスト減」…「理事」設置で西尾市長

update 2007/12/28 11:18

 函館市の西尾正範市長は27日、定例記者会見を開いた。来年度から行財政改革などを指揮する特別職「理事」を設置することについて「4年間で6000万円という数字が独り歩きした感があるが、管理職と特別職のトータルコストは下げる。理事は総務部に権限と責任を持たせる目的だが、最終的な責任は当然私が負う」と述べた。

 市長は「議会で十分な説明ができず、残念に思っている」と述べ、行財政改革の断行に「日常的にリーダーシップを発揮する特別職が必要。機構改革を含め、論理を組み立てて職員を納得させ、役所内のことが分かり、改革の意欲の強い人材でなければならない」と述べ、内部から登用する考えを示した。

 「市長、副市長2人、企業局長3人の現体制でできないのか」との質問に対し、「できないことはないが、副市長2人は多忙。私のイメージする政策や改革を、共に取り組んでいく力量のある人が求められる」と述べた。そして「屋上屋(屋上に屋根をかけること=無駄なことの例え)にはしない」と明言した。

 管理職と特別職を合わせたトータルコスト削減については「現時点でははっきり言えない」としたが、一例として兼任方式で人件費を浮かせる考えを示した。水道・交通・病院の3企業局の再編は「来年度の検討課題で、来年度から再編することはない」とした。

 常勤監査委員と水道局長が来年3月末で任期満了となることから、1月中には理事を含め3特別職の起用人事を固めるという。また「組織と人事は不離一体」と述べ、来年4月の人事は大型になる見通しも示した。

提供 - 函館新聞社



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