海洋構想機構を設立…まちづくり3カ年計画策定
update 2007/12/27 10:51
函館市は、本年度から2010年度を計画期間とする「まちづくり3カ年計画」を策定した。新函館市総合計画(07―16年度)に示した施策を計画的に推進するため、具体的な事業を記した実施計画に当たる。国際水産・海洋都市構想の推進機構の設立や函館弥生・西小の統合に伴う校舎改築などのほか、西尾正範市長の公約として始まった「創意ある学校づくり推進事業(校長先生の知恵の予算)」を10年度以降も継続することなどが示された。
市企画部によると、今回のみ4カ年分の計画となり、来年度以降、3カ年の実施事業をローリング方式で見直していく。今回の4年間で想定される建設事業費総額は703億8300万円で、そのうち市の事業費は480億7500万円。08年度からの事業については、予算編成に反映させる方針。
新規事業として、自治基本条例制定(08年度)、市立病院の改革プラン策定(同)、恵山コミュニティーセンター整備(08―09年度)、弥生小学校統合校舎の改築(08年度以降)、養護老人ホーム「清和荘」の民営化・移転(09年度)などを示した。
新総合計画の重点プロジェクトのうち「人が輝く『人づくり』」の事業として、国際水産・海洋都市構想関連では、推進機構設立(08年度)や、本年度からの継続事業として総合研究センターの整備が盛り込まれた。また、小学校卒業まで医療費助成の拡充(同)や「知恵の予算」の実施継続を明記。「まちが輝く『活力創造』」では、新幹線時代を見据えたまちづくり構想を本年度内に策定することや、中心市街地活性化計画の改定(同)に着手することなどを示した。
08年度中に終了する方針の事業は大学センターの設置、旧図書館本館の活用方策、旧ロシア領事館の復元、函館駅前公益施設用地の活用方策の各検討事項など。
このほか継続事業として、箱館奉行所の復元整備(10年度まで)、縄文文化交流センター建設(同)、貿易振興のため韓国やロシアなどの市場調査に取り組む。
同計画詳細は市企画部のホームページ(http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/kikaku/)から閲覧ができる。
提供 - 函館新聞社
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