函館市議会、福祉灯油実施の補正予算案可決し閉会
update 2007/12/26 12:57
第4回函館市議会定例会は25日、本会議を再開し、低所得者を対象に灯油購入費を支給する福祉灯油の実施を盛り込んだ一般会計補正予算案を原案通り可決、閉会した。
灯油価格の高騰が市民生活に影響を及ぼしている状況を受けた措置。対象は本年度の市民税非課税世帯の中で、75歳以上の高齢者がいる世帯、18歳未満の子どもを養育するひとり親世帯、障害児・者世帯などで約1万6000世帯。1世帯当たり5000円の灯油購入費を支給する。生活保護受給世帯は冬季加算に燃料費が盛り込まれているため対象外。一般会計補正予算案では総額約8000万円を計上した。
能登谷公氏(市民クラブ)と松宮健治氏(公明党)、丸尾隆子氏(共産党)が支給額や対象者の選定経緯などをただしたのに対し、岡田芳樹福祉部長は「他都市の実施状況を見て総合的に判断した」と答弁した。
さらに、高齢者の支給対象年齢を75歳以上とした理由については、財政負担額を考慮して判断したと説明。仮に65歳以上を対象にした場合、約1万世帯増加し、5000万円増の財政負担が見込まれるとした。
さらに、「(支給対象の)本人の申請を受けてから1週間程度で支給したい。周知方法も複数の手段を講じ、申請の手続きもなるべく簡素化していきたい」と述べた。
提供 - 函館新聞社
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