町は聖夜ムード一色に

update 2007/12/23 11:23

 24日はクリスマスイブ。函館市内では22日、キャンドルを灯す幻想的なイベントが行われたほか、同市元町の函館ハリストス正教会ではクリスマスイブ祈祷(きとう)が開かれた。菓子店などではクリスマスケーキづくりが急ピッチで進められ、街は聖夜を迎える雰囲気に包まれた。

 函館市元町の函館ハリストス正教会(イオフ馬場登神父)では、降誕祭前晩祷(こうたんさいぜんばんとう)が開かれた。国の重要文化財である復活聖堂の中は、聖像がろうそくの炎で照らされ荘厳な雰囲気に包まれ。馬場神父が祈祷(きとう)文を読み、信者が聖歌を歌った。

 正教会ではイイスス・ハリストス(イエス・キリスト)の聖誕を祝うクリスマスを降誕祭と呼ぶ。前晩祷はクリスマスイブ祈祷あたり、ことしは暦の関係でこの日に行った。信者や市民、観光客など約40人が訪れた。

 午後5時、独特のリズムで鐘が鳴り始めた。聖歌や祈¥・カは明治時代、日本に正教を伝道した聖ニコライによって訳された。原語を感じさせる美しい発音で、神を賛美する言葉が約2時間響きわたった。

提供 - 函館新聞社



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