戸井マグロ 家庭でも味わって 直売店が23日にオープン
update 2007/12/22 11:14
戸井産の天然本マグロの直売店「まぐろ屋」が23日、函館市高松町505に開店する。東京・築地市場などで高値で売買され、地元では手に入りにくかったが、今後は家庭でも味わえるようになる。同店を運営するヤマカ運輸水産部の菅藤孝雄社長(49)は「多くの市民に食べてもらい、お土産としても親しんでもらえれば」と話している。
戸井マグロははえ縄漁法で釣り上げ、船上で素早くせき髄の神経と血を抜く独自の処理で鮮度を保ち、味に定評がある。90%以上が築地市場を中心とする本州方面で流通し、300キロを超える大物なら数百万円で取り引きされ、青森の大間マグロをしのぐ勢いで評価が高まっている。
菅藤社長は「戸井マグロはなぜ地元で味わえないのか」という声を耳にし、「地元の人や観光客にも戸井マグロを味わってもらいたい」と出店を計画。戸井漁協に所属し、マグロ漁に従事する義兄、境隆義さん(49)の協力を得て、今春から開店準備を進めてきた。直売所は函館空港に近く、大きなマグロの看板を掲げて観光客にもPRする。
販売するのは赤身や中、大トロが主で200―250グラムに切り分けて真空パックにし、冷凍状態で提供する。価格は赤身で100グラム1100円から。7―12月の漁期には予約すれば生の状態でも購入できる。また、道内では珍しく胃袋や心臓など内臓も販売するほか、要望に応じてカマ(えらの部分)やハチ(頭)、ホホも提供できるという。
23日はオープニングイベントで午前11時からマグロの解体ショーを行う。営業時間は午前10時―午後5時。来年4月末まで月曜定休。問い合わせは同店TEL0138・59・1905。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。