五月人形商戦スタート
update 2007/3/10 13:38
5月5日の端午の節句を前に、函館市内のデパートや大型スーパーでは、男児がたくましく育つよう願う「五月人形」商戦が始まっている。住宅事情が反映され、収納性を重視する購入者が多く、コンパクトサイズの「かぶと」のケース飾りと床飾りが人気。秋篠宮悠仁(ひさひと)親王殿下が昨年9月に誕生されたことを追い風に、各店は例年以上の売れ行きに期待を寄せる。商戦のピークは今月中旬から4月初旬を見込んでいる。
各店とも弓、太刀、びょうぶなどがセットになったクワガタ形や三日月形のかぶと飾りをはじめ、よろい飾りやケース入りの武者・大将人形など、迫力ある五月人形をそろえる。祖父母が孫にプレゼントするケースが目立ち、5―10万円の商品が売れ筋だ。
イトーヨーカドー函館店(美原1)ではかぶとケース飾りが一番人気で、着用できるかぶと床飾りなど約35点を陳列。各家庭環境に対応した品ぞろえを心掛けていて、「ひな人形の売れ行きがよかったので、五月人形も期待している。オリジナル商品も用意しているので、まずは気軽に見に来てほしい」と話す。
丸井今井函館店(本町32)は、金太郎人形やこいのぼりの人形などをつるした「つるし飾り」など約70点を展示。小型サイズのかぶと床飾りを豊富にそろえ、「創業135周年を記念した慶祝のかぶと飾りも用意した。品切れになる商品もあるので早めに足を運んでほしい」と呼びかけている。
棒二森屋(若松町17)では高級感を打ち出した商品約35点を販売。「よろい飾りは2、3点売れればよく、年々収納飾りも人気を集めている」と話す。一番人気のかぶとケース飾りを強化した長崎屋函館店(美原1)は「出だしは好調」と約50点を並べる。
各店とも4月末―5月5日ごろまで専用コーナーを設けている。
提供 - 函館新聞社
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