世界文化遺産登録目指し大船遺跡など暫定リスト登載提案
update 2007/12/20 09:29
道内や北東北にある縄文遺跡群の世界文化遺産登録を目指している道と青森、秋田、岩手の4道県は19日、国の暫定リスト登載に向けての提案書を文化庁に提出した。世界遺産に登録されるには、国の暫定リストに登載されることが必要で、登録に向けスタートラインに立った。
提案書では、名称を「北海道・北東北の縄文遺跡群」とし、4道県合わせて15の遺跡を盛り込んだ。道南からは函館市の大船遺跡や森町の鷲ノ木遺跡が選ばれている。
縄文遺跡群の世界文化遺産登録に向けては、青森県が今年4月に道や2県に呼びかけ、4月に縄文遺跡群世界文化遺産登録推進会議」を設置し、関係自治体と連携しながら準備を進めてきた。
函館市教委の須田正晴生涯学習部長は「リストに登載されることを期待している。まずは、縄文文化交流センターを含めた一体的な整備を着実に進め地域振興につなげたい」とし、森町教委の長崎一英教育長も「道や関係自治体とも連携をさらに深めていきたい。今後の遺跡周辺の調査で、遺跡の価値がさらに高まれば」と話している。
文化庁で暫定リストに登載するかどうかを検討し、来年夏以降に登載の可否が判明する見通し。その後、文化庁がリストの中から国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会へ推薦する。
提供 - 函館新聞社
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