きょう新幹線中央要望…財務省原案内示前に期成会の高野会長ら
update 2007/12/19 09:25
2008年度予算の財務省原案内示(20日予定)を前に、北海道新幹線建設促進道南地方期成会の高野洋蔵会長(函館商工会議所会頭)らが19日、事業主体の鉄道・運輸機構や関係省庁などを訪れ、予算確保と事業の推進を要望する。05年度30億円、06年度60億円、07年度100億円と伸ばしてきた道新幹線の予算がどの程度盛り込まれるかが焦点だ。
整備新幹線の概算要求額は、事業費ベースで3069億円。道や関係団体は、2015年度の開業を目指す道新幹線新函館―新青森間の工事が順調に進むために、来年度予算で300億円の獲得を目指しているが、財務省は180億円前後を軸に検討している模様だ。10年度開業予定の東北新幹線八戸―新青森間、九州新幹線新八代―博多間などに重点配分されるとみられる。
同期成会や函館市新幹線対策室は「道新幹線の進ちょく率は事業費ベースで4%。満額獲得を目指し、最後まで要望を続ける」と語る。
19日には同期成会の高野会長をはじめ、副会長の海老沢順三北斗市長、沿線自治体の木古内、七飯、長万部の各町長ら12人が鉄道・運輸機構と国土交通省、自民党と関係国会議員を訪れ、予算確保とともに新函館―新青森の早期開業などを要望する。
また、函館市も西尾正範市長や多賀谷智教育長をはじめ関係部局長が19日の市議会本会議終了後、空路で東京入りする予定。継続事業として五稜郭跡復元整備(箱館奉行所整備)や幹線臨港道路(湾岸道路)整備などを要望しており、20日に関係省庁を訪れ情報収集し、今後の協力を要請する。
高野会頭と西尾市長は21日も関係国会議員などを訪れ、予算付けに謝意を示し、今後の協力を依頼する予定。
提供 - 函館新聞社
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