道政へ要望相次ぐ…地域づくり推進会議

update 2007/12/19 09:24

 高橋はるみ道知事と市町長が地域の活性化方策について意見交換する「地域づくり推進会議in渡島」が18日、函館市美原の渡島合同庁舎で開かれた。参加した渡島管内の11市町長からは、道新幹線の開業に伴う周辺道路整備を望む声や、地方交付税縮小への危機感など、地方の課題や実情を踏まえた道政への要望が相次いだ。

 同推進会議の設置は高橋知事の2期目の公約。5月から上川中部、釧路、桧山など地域別に実施している。冒頭、高橋知事は「道財政は厳しいが、前向きな政策に向けた議論を期待したい」とあいさつした。

 議事では「道新幹線の新駅周辺の幹線道路整備が地域の最重要課題」(海老澤順三北斗市長)、「道縦貫自動車道の新直轄区間の早期完成を」(中宮安一七飯町長)など道路整備に関する要望が多く出され、高橋知事は「他地域とのメリハリを考えながらしっかり行いたい」と答えた。

 「道挙げて地方交付税のこれ以上の削減反対を訴えて欲しい」(西尾正範函館市長)など、厳しい地方財政を訴える意見や、「渡島や青森津軽、下北などを含めた海峡圏域での交流推進を」(前田一男松前町長)といった提案、「ホタテのウロなど養殖漁業の産業廃棄物の処理に苦慮している」(川村茂鹿部町長)などの声もあった。

提供 - 函館新聞社



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