馬頭琴とオルガン響き合う…平和クリスマスコンサート
update 2007/12/17 09:38
モンゴルの弦楽器「馬頭琴(ばとうきん)」とパイプオルガンの共演による「平和クリスマスコンサート」が16日、遺愛女子中学・高校講堂(函館市杉並町23)で開かれた。郷愁漂う馬頭琴の音色とオルガンの重厚な響きが会場を柔らかに包み込んだ。
第2次大戦中の沖縄戦の悲劇を描いた絵本「おきなわ 島のこと」(丸木俊・位里夫妻作)の英語版出版プロジェクトに携わる、函館ラ・サール高教諭のピーター・ハウレットさんらが企画。入場料を、同絵本を英語圏の図書館に寄贈する資金などに充てる。
馬頭琴を演奏するのは、中国内モンゴル出身で米シアトル在住の世界的奏者・李波(リボー)さん。オルガンは函館在住の石崎理(みち)さんが担当した。リポーさんが、馬頭琴独特の大陸をイメージさせる深くて親しみやすい音色を響かせると、石崎さんが寄り添うように深くて厚みのあるハーモニーを重ねていった。
「もろびとこぞりて」や「きよしこの夜」などクリスマスの定番曲から、「命の祈り」「天の祈り」などリボーさん自身による馬頭琴のオリジナルまで多彩な作品を演奏。またオルガンソロに乗せて「おきなわ 島のこえ」の朗読も披露するなど充実したプログラムとなった。
提供 - 函館新聞社
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