函館ラ・サール中・2年 原田君…国連協会・全国中学生作文コンテストで外務大臣賞

update 2007/12/15 10:55

 財団法人国連協会(東京)が主催する「第47回国際理解・国際協力のための全国中学生作文コンテスト」で、函館ラ・サール中(フェルミン・マルチネス校長)2年の原田拓弥君が、最高位に当たる外務大臣賞に道内で初めて輝いた。文章力や構成力、国際的な視野に優れている点が評価された。同賞など特賞4人は来春、米国ニューヨークの国連本部視察旅行を行う予定で、原田君は「環境問題を話し合う場を国連に設置するという自分の考えを発信したい」と意気込んでいる。

 同コンテストは、中学生に国際理解・協力について考える機会を提供する目的で実施。応募テーマに沿った自分の経験などを400字詰め原稿用紙4枚以内にまとめる。今年は全国から2269点の応募があり、予選・審査を経て32点が入賞。道内からは原田君のほか、道教育大附属函館中2年の鈴木翔君が佳作に選ばれた。

 原田君の作品は「国連改革〜もしも僕が国連職員なら」との題で、「環境」を21世紀のキーワードと捉え、「環境問題などの国際的な問題を、世界中の国々や人々が真剣に話し合い、協力し合い、克服していくことはとても意味のあること」と訴え、国連に「地球環境理事会」の設置を提案している。

 受賞について、原田君は「大変うれしい。国連職員の方の意見を聞いてみたい」と話している。

 19日には、同校で伝達式が行われる。

提供 - 函館新聞社



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