市民オペラ・本番直前のゲネプロ

update 2007/12/14 14:25

 15、16両日に函館市民会館で上演される函館市民オペラの会(金山正智会長)第17回公演「ヘンゼルとグレーテル」(フンパーディンク作曲、全3幕、日本語上演)の本番前最終通しけい古(ゲネプロ)が11、12日の2日間にわたり同会館大ホールで行われた。本格的な舞台装置を前に、衣装に身を固めたキャストがオーケストラの演奏に合わせて歌い踊り、本番さながらの緊張感と熱気に包まれた。

 「ヘンゼルとグレーテル」は、有名なグリム童話に基づいたメルヘンオペラの傑作。欧米ではクリスマス時期に上演されるのが恒例となっている。

 今回の公演では主役のヘンゼルとグレーテル兄妹、父ペーター、母ゲルトルートが公演日ごとに入れ替わるダブルキャストとなる。ヘンゼルは石丸典子さん(15日)と秋山理架子さん(16日)。グレーテルは、島聖子さん(15日)と次藤正代さん(16日)。ペーターは戸田貴志さん(15日)と瀧川幸裕さん(16日)。ゲルトルートは水島真澄さん(15日)と福田尚代さん(16日)が演じる。魔女の前田治さん、眠りの精の堀川智美さん、暁の精の野寺美友紀さんは両日出演する。

 12日に行われたゲネプロでは、2日目のキャストが本番同様のセットや照明の中でこれまでの練習成果を披露。オーケストラと歌が合わない部分で繰り返し練習するなど最終チェックに余念がなかった。

 指揮者で音楽監督の大坂吉明さんは「誰でも知っているストーリーなので、小さい子どもでも十分に楽しめる内容。今までオペラを見たことのない人にこそぜひ足を運んでほしい」と呼びかけている。

 開演時間は、15日が午後6時半、16日が同2時。チケットは指定席2500円、自由席2000円、子ども自由席1000円(小学生以下)。なお今回から新たに設けられた親子自由席券は大人1人と小学生以下の子ども1人のペアで2500円で販売している。入場券はいずれも当日500円増し。チケットは函館市民会館、函館市芸術ホール、松柏堂プレイガイドで扱っている。問い合わせは函館市文化・スポーツ振興財団TEL0138・57・3111。

提供 - 函館新聞社



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