舞台は沖縄 1月に公演…「杜の賑わい」で子ども歌舞伎

update 2007/12/14 14:24

 国内屈指の実力とされる「函館子ども歌舞伎」(市川団四郎主宰)が来年1月26、27日に沖縄県宜野湾市で開かれる「第108回杜(もり)の賑わい・沖縄」(JTB主催)に特別出演し「白浪五人男」を演ずる。関係者は「演技力が認められての出演依頼はうれしい限り。子どもたちも大舞台にふさわしい演技をしてくれるでしょう」と話している。また、JTB北海道函館支店(本町6)では函館から熱演を応援するツアーを企画、参加者を募集している。

 「杜の賑い」は、JTB創業70周年などの記念として、地域にある郷土の祭りや伝統芸能を一堂に会し、旅の中で楽しんでもらおうとするオリジナルイベント。1981年から毎年、全国数カ所で開催しており、昨年5月の第103回は函館市民会館で開かれた。

 この時出演していた函館子ども歌舞伎を、来場していた演出家鷹の羽辰昭さんや、「杜の賑い・沖縄」実行委員らが、子どもたちの名演技にほれ込み、沖縄で25年連続開催する「杜の賑い」に特別出演を依頼し参加が決まった。函館からは小学2年から5年までの子ども10人のほか関係者の計24人が参加する。

 函館子ども歌舞伎はことし3月に福岡・小郡市、8月に東京・新宿で公演、大成功を収めている。後援会の小玉陽造会長は「全国で好演を褒められてきたおかげで、再び大きな舞台に呼ばれることができ、支える立場としてうれしい」と話す。廣瀬等事務局長は「華やかな舞や、夏川りみさんの歌が続く中、セリフと人情味がある本土の伝統芸能が披露されると、訪れた人は大いに喜ぶでしょう。子どもたちもこれまでと違う土地や雰囲気で演じることは成長につながるのでは」と期待を込めている。

 ツアーは1月25日に函館を出発、同日に首里城公園を見学、26日に海洋博公園見学や「杜の賑い・函館子ども歌舞伎特別出演公演」を観覧するなどの内容。28日に帰函する。旅行代金は1人8万8000円。募集は40人、最少25人で催行。問い合わせは同支店TEL0138・56・1714。

提供 - 函館新聞社



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