函館学講座、クリスマスファンタジーを考察
update 2007/12/2 16:22
本年度9回目の函館市内の8高等教育機関による合同公開講座「函館学2007」(市高等教育機関連携推進協議会、市主催)が1日、地域交流まちづくりセンター(末広町4)で開かれた。函館大学の日野隆生准教授がマーケティング論の視点から、「はこだてクリスマスファンタジー」によるまちづくりについて講義。同ファンタジーに来場した人を対象に実施した調査結果を基に、冬の一大イベントを考察した。
調査は2003年から05年の3年間、同ファンタジー開催期間中に、来場者に聞き取り形式で実施。05年の調査では「また来たい」と答えた人が91・8%に達し、「函館=クリスマスの街」のイメージを7割以上が想起したことなどを示した。
日野准教授は「つまらないと思ったら、もう来ない。高い満足度がリピーターにつながっている」とし、核となる要因としてカナダ産の巨大なツリーや、ベイエリア周辺の雰囲気、毎日実施される点灯式などを含めた「感動効果」を挙げた。
その上で、「行ってみなければ分からない感動がある。きょうから毎日点灯式があり、クリスマスファンタジーが冬季イベントの代表であることは間違いない」とした。また、企業や行政などが一体となって取り組んでいるイベントであることにも触れ、「クリスマスファンタジーをつくっているのは我々住民。どんな商品でも10年たつと古くなるので、今後も工夫が必要」と話した。
提供 - 函館新聞社
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