湯の川温泉街の足湯・供用開始

update 2007/12/1 15:25

 湯の川温泉街の一角にある「温泉橋小公園」(函館市湯川町1)の足湯が30日完成し、供用を開始した。冷えた体を足元から温めようと、早速市民や観光客が裸足になって湯につかっていた。

 同温泉街のシンボル形成などを目的に、函館湯の川温泉旅館組合(金道太朗理事長)や地元の町会、商店街などが昨年8月、足湯整備促進期成会(会長・佐藤博イチマス社長)を発足。市の補助金や同会で集めた寄付金を基に、総事業費約2400万円を投じて、10月初旬から工事を進めてきた。

 鉄骨造りの平屋で、広さは約13平方b。泉質は塩化ナトリウムなどで、循環ろ過や1日1回の湯の入れ替え、さらに季節によって加水や追いだきをすることで温度を約40度に保つ。

 しゅん工を記念した式典には、同会のメンバーや市の関係者など約50人が出席。佐藤会長は「これまでは湯の川の観光スポットを聞かれても返答に困っていた。今後、市民や観光客が気軽に利用してもらい、湯の川温泉の良さを伝えていきたい」とあいさつした。

 また、同日からは毎年恒例の電飾で同公園を彩るイルミネーションも開始。来年2月末までの午後5時から翌午前1時に、LED(発光ダイオード)の電球約7000個を点灯させる。

提供 - 函館新聞社



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