地域発展に寄与 決意新たに…本紙創刊10年記念式典

update 2007/11/30 15:28

 函館新聞社(小笠原金哉社長)の本紙創刊10年と日本新聞協会加盟を記念した祝賀パーティーが29日、函館国際ホテルで開かれた。来賓の西尾正範函館市長、読売新聞グループ本社の内山斉社長、日本新聞協会(北村正任会長)の鳥居元吉理事事務局長、十勝毎日新聞社の林光繁社長、小笠原金悦本社会長らをはじめ、各界から約500人が出席。小笠原社長は「瞬く間の10年だった。本日を契機にさらに支持される紙面を作り、地域の発展に寄与するよう、社員一同決意を新たにまい進する」と誓った。

 函館新聞は1997年1月、「地域の応援紙」を理念に創刊し、地域密着と読者本意を基本理念とした紙面作り、事業展開を進めている。小笠原社長は、9月5日に日本新聞協会に加盟したことを受け「責任の重さを改めて認識し、身の引き締まる思い」と述べた。

 来賓代表の祝辞では、西尾市長が「市民が活躍し、元気な街をつくるには応援紙がなくてはならない」と激励、内山社長は「この10年間で地域に定着し、認知される新聞になった。市民の支援があってこそ」と述べた。

 また、鳥居理事事務局長は「新聞業界は大きな変革期を迎えているが、新聞が果たしてきた役割は時代が変わろうと不変。地域の読者の信頼と期待を礎とし、発展を祈念する」とした。

 続いて、函館商工会議所副会頭の沼崎弥太郎エスイーシー社長の発声で乾杯した。

 祝賀会では、本紙題字を揮毫(きごう)した創玄書道会理事、千葉軒岳さんをはじめ、函新文化講座や本紙連載で貢献した7人に小笠原社長から感謝状が贈られた。

 他の受賞者は次の通り。(敬称略)

 ▽沖田和風(書家、北城会会長)▽小林澄(華道家元池坊全国大会名誉顧問)▽藤間喜知華(藤間流師範)▽おおた美登利(漫画家)▽佐藤政五郎(かすみ園会長)▽渡辺儀輝(市立函館高校教諭) 

提供 - 函館新聞社



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