「明治館」横に市民ツリーも

update 2007/11/29 15:49

 クリスマスファンタジー主会場から約150メートル離れた「はこだて明治館」横では、函館の森林の再生と活用を考える会(木村マサ子代表)が道南スギを使ったクリスマスツリーを設置した。木村代表は「市民で作り上げるツリー。飾りたいものやメッセージがあれば付けてほしい」と呼び掛けている。

 同会は道南で手入れが行き届いていない森林の再生を考え、森からさまざまなことを学ぼうと活動を展開。ツリーの設置は5年前から同ファンタジー期間に合わせて実施し、訪れた市民らがメッセージなどを取り付けるため、「市民ツリー」として親しまれている。

 ことしは市教委などから函館山にある学校林の枯損木(こそんぼく)の使用許可を得て、同所からスギ13本を切り、高さ約2メートルのツリーや木馬、ベンチを作製した。設置作業は会員8人が木を立て、約20メートルのツリーロードを形にした。しっかり固定されたのを確認し電飾を取り付ける。

 木村さんは「学校林の間伐材の利用方法を探る面でも、ことしのツリー設置は大きな意味がある」と話している。

提供 - 函館新聞社



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