イカマイスター認定制度創設
update 2007/11/28 14:56
函館水産物マイスター養成協議会(会長・藤原厚函館水産物連合協議会会長)は、来年1月27日に第1回「はこだてイカマイスター」認定試験を実施すると発表した。市の魚でもある「イカ」の生態や回遊の仕組み、漁獲方法、加工・調理方法など、さまざまな知識を問う内容で、合格者はイカ博士≠ニして、大日本水産会(東京)から認定される予定。藤原会長は「全国的にも珍しい試み。地域の水産物や業界の活性化、消費者の食育への理解につながってほしい」と期待している。
同協議会は、同連合協議会や市内各漁協でつくる連絡協議会、函館商工会議所で構成。市や公立はこだて未来大、北大大学院水産科学研究院などの協力で、認定制度を創設した。
公式テキストは、未来大の長野章教授や北大の桜井泰憲教授ら専門家12人が執筆。B5判137nで、市の水産業の現状から生態など、専門的、一般的な知識がまとめられ、イカにかかわるあらゆる事項を網羅。試験前には3日間の日程で養成講習会があり、受験には講習を修了することが条件となる。
試験は、テキストを中心に出題され、択一式で全100問以内、70点以上で合格となる。問題は専門性を問うものではなく、一般の市民でも合格可能な内容としている。今後も毎年1回程度実施する予定で、同協議会は、コンブなど他の水産物についてもマイスター制度創設を検討している。
藤原会長は「試験に合格することで、イカ関連製品のブランド化や観光の振興などに役立ててほしい。函館発信の取り組みとして全国にPRしたい」と、受験を呼び掛けている。
講習会は、1月12、13両日が北大函館キャンパス内、同14日が函館短期大学付設調理師専門学校で開催。時間はいずれも午前9時から。試験は、同27日午前に北大で実施。試験料は5000円(テキスト、受講料込み)。調理師免許や栄養士免許所持者らは、講習科目の一部免除がある。
試験の募集要項、申込書は、同会議所のホームページ(http://www.hakodate.cci.or.jp)でダウンロードできる。定員は150人で12月20日までに申し込む。問い合わせは同会議所企画情報課TEL0138・23・1181。
提供 - 函館新聞社
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