函館子ども歌舞伎 江差で初公演/町内の児童も熱演
update 2007/11/26 16:18
【江差】町文化協会(宮下節会長)の創立30周年を記念する「函館子ども歌舞伎」(市川団四郎さん主宰)の江差初公演が25日、町文化会館で開かれた。全国を舞台に活躍する子ども歌舞伎のメンバーとともに、8月から練習を重ねてきた町内の児童11人も出演。子供たちが熱演する人情味あふれる舞台が満席の会場を沸かせた。
公演では子ども歌舞伎の“十八番”となっている「白浪五人男」「良弁杉の由来」の2幕を上演。江差の子供たちは、一座を率いる市川さんの指導でひのき舞台に臨んだ。
「白浪五人男」では、町立南が丘小学校5年の明石菜々さん、大原寧々さん、高田ちなみさん、常田瑛梨佳さん、吉見円香さんが、弁天小僧菊之助ら5人の大泥棒を追う捕り手役として出演して、鮮やかな十手さばきを披露した。
「良弁杉の由来」では、幼いころに大ワシにさらわれた、東大寺の良弁大僧正に付き従う小坊主役として地元の子供たち8人が熱演。良弁と生き別れた母の再会を引き立てた。
町内の男性は「人情あふれる子ども歌舞伎に感動しました。地元の子供たちも出演したので親しみが深まりました」と笑顔を見せた。主宰する市川さんは「江差の子供たちはとても頑張りました。皆さんに歌舞伎の面白さを知ってもらうことができたと思います。再び江差で公演できることを願っています」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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