凌雲中に保護者らが校名板設置
update 2007/11/26 16:18
函館凌雲中学校(柏崎恭子校長、生徒223人)の保護者や元校長らが協力して作成した校名板が24日、同校職員玄関に取り付けられた。生徒や学校関係者は立派な校名板の完成を喜び、柏崎校長は「多くの人たちの力で校名板を付けていただき大変ありがたい」と感謝している。
同校は函館社会保険事務所に向かい合う形で、行き止まりとなる小路の奥に位置する。小路入り口に同校の看板はなく、「学校に来ようとして迷う人も多い」(柏崎校長)。このため校名板の設置が持ち上がり、昨年秋に木材会社を営む前PTA会長の佐々木哲夫さん(55)が、樹齢200年のエゾケヤキの一枚板を寄贈した。
この一枚板を今春になってから、住宅販売会社を経営するPTA副会長の沢田幸栄さん(45)が会社の機材を利用して、若杉充宏PTA会長(47)と協力して研磨した。さらに2000―02年度の同校校長で書家の吉田秀悦さん(64)に揮毫(きごう)を依頼。8月、縦横合わせて2枚に校名を書いてもらった。
今回取り付けたのは横型。長さ約150センチで、自然な木目や木肌に大きな墨字が映える。縦型のもう一枚は、小路入り口の国有地に立つ社会保険事務所の案内板ポールへの設置を目指し、社会保険庁に申請中だ。若杉会長は「年金で大変な時期のため返事が遅れているようだ。気長に待つつもりだが、なるべく早く看板を取り付けて生徒を喜ばせたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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