空き店舗の利用 若者に売り込め…江差商工会青年部 来月1日Xマスパーティー開催
update 2007/11/25 14:43
【江差】“シャッター通り”に明るい光を―。空き店舗が増える江差町上町(うえまち)商店街の空洞化に歯止めをかけようと、江差商工会青年部(畑澤匡部長)は12月1日、新規創業を志す若者をターゲットに、空き店舗情報や融資制度などのPRを中心とした「江差クリスマスパーティー」を新地町のホテルニューえさしで開催する。営業していない店舗が並ぶ、いわゆる「シャッター通り」の再生を目指す新たな試み。年の瀬が迫る商店街のにぎわいを呼び戻すことで、地域の活性化につなげようというユニークなイベントだ。(松浦 純)
江差町新地町、橋本町、本町周辺の同商店街では、郊外への大型店進出をはじめ、後継者難や不況に伴う営業悪化で商店の廃業が増加。10数店舗がシャッターを下ろしたままだ。
パーティーは、こうした状況に危機感を強める同青年部と町中央商店街協同組合(小路政信理事長)による実行委員会が企画。パーティー会場では空き店舗の場所や間取り、オーナーの連絡先などの情報、新規創業に向けた公的な融資制度をパネルで紹介。イベントを知らせるチラシでも空き店舗情報PRして、新規創業に意欲がある若者の発掘を目指している。
今回のパーティーを通じて、繁華街のにぎわいを呼び起こすことも目的の一つ。開催に合わせて商店街のイルミネーションやクリスマスツリーの飾り付け作業も例年より早めることにした。
同青年部事務局は「廃業が増える一方、飲食店を開業したり、住民の交流拠点を設ける動きもある。今回の試みで空き店舗の活用が進み、商店街の活性化につながれば」と話している。
会場では午後6時からコンサートも開かれ、道立江差高校吹奏楽部の演奏、町内出身の民謡歌手、木村香澄さんのライブなどが予定されている。抽選会では12月24日、“サンタクロース”がクリスマスケーキを宅配するプレゼントも用意している。ジュースや軽食と引き換えることができるチケットは1000円。小学生未満無料。ビールや軽食も販売する。チケット購入、問い合わせは同商工会TEL0139・52・0531。
提供 - 函館新聞社
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