函館子ども歌舞伎、あす江差で初公演 町内児童も出演
update 2007/11/24 16:45
【江差】江差町文化協会(宮下節会長)の創立30周年を記念する「函館子ども歌舞伎」(市川団四郎さん主宰)の初の江差公演が25日午後零時半から、町文化会館大ホール(茂尻町71)で開かれる。「白浪五人男」「良弁杉の由来」の2幕を演じる舞台には、町内の女子児童11人も出演することになった。子どもたちは市川さんの指導を受けながら、独特のアクセントがあるせりふや見えの切り方など、歌舞伎の所作を熱心に学んでいる。
「ダン!ダダダン!」。ホールに響く勇ましい拍子木に合わせて、“白浪五人男”を追う捕手役を演じる子供たちが、歌舞伎特有の足運びで登場。会館職員らの協力を受けながら、真剣な表情で大捕物を演じる。「まっすぐ前を見て!」と、市川さんの指導にも熱が入る。
同歌舞伎のメンバーとともに舞台に立つ江差町の児童は、女の子ばかりの11人。8月から月2回のペースで練習を重ねている。南が丘小学校5年の大原寧々さん(11)と常田瑛梨佳さん(同)は「最初は難しかったけど大丈夫」と、本番を前に自信をみなぎらせる。江差に通って指導を続けてきた市川さんも「驚くほどの上達ぶり。当日を楽しみにしてください」と目を細める。
江差の子供たちとの競演は、ことし3月に「函館子ども歌舞伎」が福岡県小郡市で地元の児童劇団と歌舞伎の公演を行い、大成功を納めたことがきっかけ。市川さんは「見るだけでなく、地域の子供たちが一緒に演じることで、歌舞伎をより身近に感じてもらえるはず」と語る。
当日は市川さんの門下生による舞踊ショーも行われる。入場料は大人2000円、小中学生・高校生500円。前売り券は同会館と万年屋書店(中歌町)で販売している。当日券もある。問い合わせは同会館TEL0139・52・5115。
提供 - 函館新聞社
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