けあらしもうもう

update 2007/11/20 15:42

 19日の道南地方は、前日に続き上空に真冬並みの寒気が入った影響で今期一番の冷え込みとなり、雪も断続的に降った。函館市内は雪に覆われ、朝から除雪に追われたり、足元を注意しながら歩く市民の姿が目立った。津軽海峡では海面から蒸気が上がる「けあらし(蒸気霧)」が発生した。

 函館海洋気象台によると、雪は18日深夜から降り始め、同市美原の積雪は未明のうちに10センチを超えた。積雪は午後5時までで16センチ。11月に市内の積雪が10センチ以上となるのは2001年の11月27日の11センチ以来だ。

 最低気温は1月上旬並みの氷点下5・7度まで下がった。津軽海峡の大森浜では海面水温より気温が低くなり、暖かい水面に冷たい空気が接してけあらしが発生。船が煙に包まれ、幻想的な雰囲気を醸し出していた。

 同気象台によると、20日は低気圧が本道に近づく見込みで、道南地方の天気は雨か雪で時々曇り、最高気温は9度前後と予想している。

提供 - 函館新聞社



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