学びの喜び感じて…函館市で生涯学習フェス
update 2007/11/19 13:28
函館市の生涯学習の祭典「まなびっとフェス2007〜ともに学ぼう」(同運営委員会、市教委主催)が18日、市亀田福祉センターで開かれた。科学実験や大人のマジック教室、リースの壁掛け作りなど20講座を開き、大勢の親子連れなどでにぎわった。
墨絵教室には約15人が参加。リンゴやカキ、マルメロなど参加者がそれぞれ持ち寄った果物を画材に、墨で輪郭を描き、顔彩(がんさい)で色付けした。講師の菊地則子さん(60)=同市本通3=が筆の握り方や描き方のコツを示し、色付けについては「同じ色でも最初は淡く塗り、徐々に濃くして重ね塗りすることで深みや濃淡が出ます」などと説明。友人親子と長女、長男の5人で参加した七飯町の土谷礼子さん(40)は「色合いを出すのが思ったより難しく、技術が必要。家庭でもやってみたいですね」と話していた。
講堂では函館悦山会が午前10時のオープニングで民謡や舞踊を披露し、イベントを盛り上げた。公民館文化講演会も行われ、札幌国際大学の小山忠弘教授が「新しい自分との出会い」と題して講演した。「人間の価値を決めるのは学歴ではない。生涯にわたり何を学び続け、何ができるかでその人の人生の豊かさが決まる」と強調し、学びの喜びを発見し、学んだ成果を活用、発揮することで明るい地域が形成されることを指摘した。
大山勝男運営委員長は「体験を通し、大人と子供が共に学び合うという生涯学習の目的や意義を確認してもらいたい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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