「七福神丸」の収納庫完成 

update 2007/11/18 13:39

 函館市西部地区のまちおこしに取り組むグループ「笑福七福神祭実行委員会」(井上清美実行委員長)はこのほど、同市入舟町4の平石造船所(平石健悦社長)の倉庫を改装し、所有する木造和船「七福神丸」の収納庫を完成させた。開閉する扉には、同船をモチーフにした手描きの絵が飾られ、歴史的な町並みを彩っている。

 同船の専用庫を確保しようと、同船を製作した平石社長に相談したところ、場所の提供を受けた。メンバーの一人で板金職人の嶋崎正雄さん(63)が、取引先の建築資材会社「ヤマキ小林」(同市港町1)からトタン板を譲り受け、メンバーが仕事の合間を縫って作業に当たるなどして出費を抑え、約3カ月で仕上げた。

 掲げた絵は同グループの活動に賛同するペン画家、志村功さん(67)が制作。七福神の恵比須(えびす)と大黒天を和船に乗せ、背景には倉庫からも見渡せる函館山を配するというアレンジを加えた。

 井上委員長は「倉庫と絵の全体で、メンバーの情熱のこもった作品になった」と出来栄えに満足した表情。志村さんは「気軽に見物に来てもらえれば」と話している。

提供 - 函館新聞社



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