戸井高校、08年度の募集停止を回避
update 2007/3/7 10:30
函館市教育委員会の多賀谷智教育長は、6日の第1回函館市議会定例会で、函館恵山高校の募集停止や恵山・椴法華地域からの通学用バス導入で、2007年度の戸井高校への出願が39人となり、08年度の募集停止が避けられる見通しを示した。南茅部高校については「48人の出願があり、当面、2学級を維持できるのでは」と述べた。
吉田崇仁氏(といグループ)が両校の存続問題についてただした。
戸井高は06年度の入学者が11人。本年度に続き2年連続で入学者が20人未満となれば、統廃合の対象となる恐れがある。戸井・恵山・椴法華地域では、恵山高を廃校にする代わりに、戸井高へ生徒を集約させる形で存続させるよう住民から要望が出ている。
08年度以降の見通しは、道教委が3年間の再編計画とその後の4年間の見通しを策定中。ただ、道教委が昨年8月に示した「新しい高校教育に関する指針」では、3学級以下の学校が再編対象となるほか、地域の急激な少子化進行で両校を取り巻く状況は厳しいとみられる。
多賀谷教育長は「今後とも生徒や保護者の要望を踏まえ、地域の皆さんとともに道教委に対し、両校の存続を強く働きかけたい」と述べた。
提供 - 函館新聞社
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