中央図書館2周年記念で企画展

update 2007/11/18 13:37

 函館中央図書館(中山公子館長、五稜郭町26)所蔵の古地図をパネル写真で展示する企画展「函館図書館と古地図」が17日から、同図書館で始まった。開館2周年の記念イベントの一環で、約400点の所蔵品の中から、江戸時代に書かれた函館や北海道の古地図18点を展示している。27日まで。

 古地図はほとんどが1メートルを越える大きさで、原寸のまま複写して展示。探検家の松浦武四郎が記した地図「正徳蝦夷図」や高田屋嘉兵衛が所蔵したとされる「高田屋旧蔵箱館絵図」など、貴重な史料となる古地図が並んでいる。

 25日午後2時からは、古地図の研究で神山茂賞を受賞した郷土史研究家の高木崇世芝さんを講師に迎え、歴史講座「函館図書館と古地図」を開く。

 2週年記念イベントは12月17日まで行われ、23―25日の3連休には上映会や読み聞かせなどを企画。12月8日には五稜郭タワーと共催し、はこだて外国人居留地研究会の岸甫一代表の講演会「箱館開港と外国人居留地をめぐって」を開く。

 主なイベントは次の通り。

 ◇23日▽午前10時半=図書館探索ツアー▽同絵本の読み聞かせ▽午後1時半=親子で一緒「絵本で遊ぼう!」▽午後2時=上映会「トムとジェリー火星へ行く」◇24日▽午前11時=手まわしオルガン演奏会▽午後1時半=自転車de紙芝居▽午後2時=「森のいのち」の映像会と朗読会◇25日▽午前10時、午後1時=ブックモービルとともしび号展示公開▽午前10時=絵本の読み聞かせグループ8団体による「絵本の読み聞かせラリー」▽午前11時=上映会「羅針の先にみた日本 伊能忠敬」◇12月1―17日=企画展示「図書館ボランティアの活動」

 問い合わせは同図書館TEL0138・35・6801

提供 - 函館新聞社



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