道警函本などがサミット前にテロ想定訓練
update 2007/11/17 14:26
来年7月の北海道洞爺湖サミットを前に、道警函館方面本部やJR北海道函館支社などは16日、公共交通機関を狙った同時多発テロを想定した道内初の対処訓練をJR函館駅構内で行った。利用客の避難誘導や関係機関の連絡体制、爆発物処理の手順を確認し、緊急事態に備えた。
札幌市営地下鉄の駅構内で有毒の液体が見つかるとともに、函館や旭川など道内のJR主要駅でも相次いで爆発物が発見されたとの想定。函館駅では、道警函本の警備課員やJR北海道函館支社の職員ら約50人が参加した。
札幌の事件を受けて、駅構内を見回っていた警察官とJR職員の2人が、観光案内所付近で不審な黒いバッグを発見。カーキ色の防護服に身を包んだ警察官がエックス線写真で中に爆発物が入っていることを確認、特殊な器具や車両を使って慎重に駅の外まで運び出した。
訓練後、同支社の松原光雄函館駅長は「函館は青函トンネルもあり、繁忙期には1日2万人の利用がある重要拠点駅。事故抑止力や危機管理意識を向上させるため、今後も警察などと連携を深め、安全確保に努めたい」とした。
提供 - 函館新聞社
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