JAFロードサービス競技大会で道本部が全国初V/函館支部の加藤さん大活躍
update 2007/11/17 14:24
日本自動車連盟(JAF)が全国8つの本部のロードサービス隊員の技術向上を目指し、10月に東京で開いた「第10回全国ロードサービス競技大会」の団体総合で、北海道本部チームが初優勝した。同チームには函館支部(函館市西桔梗町589)所属の加藤善史隊員(30)が乗務員として加わり大活躍した。加藤さんは「日ごろの業務が生きた」と振り返り、支部、本部の仲間とともに快挙を喜んでいる。(山崎純一)
同大会は同連盟に所属する隊員の技術向上を図ろうと、1978年から3年に1回のペースで開催。「日本一のロードサービス隊員」を目指してサービス技術を競う。
1チームは指令員1人と、同連盟技能別検定級で1から4に区分された乗務員4人の計5人。加藤さんは初出場で乗務3としてエントリー。9月に札幌で開かれた本道の選考会の成績が認められ、全国大会に派遣された。
大会は団体と個人で行われ、個人では業務、法令などの学科競技と、救援や事故防止に関する乗務競技が行われた。加藤さんは全国大会出場が決まり、日常の業務終了後、同支部内でバッテリー故障車の処理などを練習してきた。
「客は車の状態に不安を持っている。安心してもらう会話と的確な作業が大切」と加藤さん。競技では身分を伝え、故障個所をすぐに判断、丁寧な接客と早い処置で客に感動を与えることが求められた。加藤さんは見事に2位となった。
団体競技では、地震で2台の車が事故を起こして横転、道路を封鎖した場面をもとに、速やかに通行路を確保する対応が競われた。本道ではスリップで横転した車の処理での出動が多く、道本部チームは本州の隊員に比べて作業がスムーズに進み、個人と団体の総合点による団体総合で優勝を飾った。
同支部の山本悟事務所長(56)は「加藤隊員をはじめ、道本部では安全、安心のロードサービスを提供している証し」と話す。加藤さんは「自分の業務内容が客にとって良いものと評価された。今後もより良いサービスを提供していきたい」と張り切っている。
提供 - 函館新聞社
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