3個人1団体に白鳳章…函館市文団協 青麒章は2人
update 2007/11/15 13:18
函館市文化団体協議会(加納裕之会長)は14日、本年度の白鳳(はくほう)章と青麒(せいき)章の受章者を発表した。白鳳章は、函館合唱連盟(大坂吉明理事長、17団体)、画家の伊藤郁子さん(72)=松陰町=、日本舞踊家の大西憲一郎(西川登代蔵)さん(75)=宝来町=、尺八奏者の小林栄一(悦山)さん(73)=神山3=の1団体3個人が受章。青麒章には、声楽家の徳永ふさ子さん(51)=中道=と書家の茂呂ひろ子(小袖)さん(71)=湯川町=の2人が選ばれた。贈呈式は30日午後6時から函館ハーバービューホテル(若松町14)で開かれる「市民文化交歓のつどい」の席上で行われる。
両章は函館、道南を拠点に文化、芸術活動に励む個人・団体が対象で、白鳳章は長年の活動で市の芸術・文化の振興に貢献した個人、団体に、青麒章は、この1年間で著るしい活動をした個人、団体に贈られる。
協会員が推薦した中から会長諮問の審査委員会で選考。6日に開かれた理事会で正式に決定した。
各受章者の授章理由と喜びの声は次の通り。
◆白鳳章
函館合唱連盟 2006年に創立50周年を迎えことし記念演奏会を実施。1951年から毎年2回開催する市民合唱祭は通算114回を数える。「加盟団体、愛好者の励みになる。これからは若い人たちが楽しめる事業を企画し、底辺拡大に努めたい」(大坂理事長)。
伊藤郁子さん 58年から絵画の指導を続け、生徒は400人以上。画家としても個展、グループ展を多数開催し、函館の絵画普及に貢献。「絵を描くことが好きでマイペースでやってきた。とても光栄」
大西憲一郎さん 58年に函館邦楽協会に入会して以来、数々の舞台に出演し、会員の指導、育成に尽力。同協会理事として組織の発展に力を注いだ。「思いもよらない受章。体が動く限り踊りを続けたい」
小林栄一さん 40年以上にわたり尺八を愛好。2000年に「青少年と伝統芸能を育てる会」を立ち上げ、小中学生の指導、育成に努める。「これからも次世代を担う子どもたちに伝統芸能を伝えていきたい」
◆青麒章
徳永ふさ子さん 函館メサイア教育コンサートの音楽監督を務め、ことし7月開催の「函館メサイア2007」ではソリストとして好演。「活動が認められうれしい。市民全体で音楽を楽しめるよう地道に活動を積み重ねていきたい」
茂呂ひろ子さん ことし3月の第48回北海道書道展で準大賞を受賞。出品作も高い評価を得て、函館・道南の書道振興に貢献。「年を重ね書が楽しくなってきた。これからも自然体でやっていきたい」
提供 - 函館新聞社
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