函館の未来考えよう…23日から「展覧会」 カフェ、ギャラリーなど多彩に
update 2007/11/15 13:18
NPO(非営利活動法人)「npo―kobo(エヌピーオー・コウボ)」(渡辺保史代表)と函館マルチメディア推進協議会(川嶋稔夫会長)は23日から25日までの3日間、函館市地域交流まちづくりセンター(末広町4)で、函館の町並みの歴史を振り返り、今後のあり方について考える展覧会「hakodadigital×shrinking cities(ハコダデジタル・シュリンキング・シティーズ)―縮小する都市の過去・現在そして未来 ―」を開く。人口の減少や中心市街地の空洞化、産業の衰退など、あらゆる分野で「縮小」の道をたどっている函館を市民らと再考する場にしようと、両団体が初めて企画。同センター1階を「ギャラリー」「カフェ」「シアター」「オフィス」の4つのテーマに分けて、さまざまなプログラムが展開される。
「ギャラリー」では、デジタルアーカイブ技術により活用できるようになった、函館の古写真と古地図を各20点展示。初日の23日午後1時からは、古写真を観賞しながら当時の思い出を語り、その模様を映像と音声で収録するワークショップを約1時間半にわたって開く。
「カフェ」では、25日に2回のトークライブを実施。第1部は、将来を担う小学生から大学生による発表に対し、市職員などがコメントをする。第2部は、現代美術ディレクター芹沢高志さんをゲストに迎え、都市の縮小について議論を交わす。
「シアター」では、1日につき3回程度、函館の町並みを収めた映像などを上映。「オフィス」では、来場者のメッセージを受け付けするポストを設けるなど、交流を図る場にする。
このほか、19日から12月2日まで、現役の市電で最も古い「530号」の車内に、慶応大の学生が函館で行ったフィールドワークの成果を中刷り広告風に掲示する。
各日の開催時間は、午前10時―午後7時。25日のトークライブ第2部は事前の申し込みと資料、飲み物代が必要。それ以外は参加無料。
渡辺代表は「函館はブランド力がありながら、町がさびれている。この現状を踏まえ、市民として今後どう行動していくべきかを考える場にしたい。函館にとどまるイベントではなく、インターネットを通じて全国に情報発信をしていければ」と話している。
問い合わせは、同NPO法人TEL0138・57・4640。同協議会のホームページアドレスはhttp://
提供 - 函館新聞社
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