国連文庫の寄贈先に磨光小
update 2007/11/13 13:20
函館市尾札部の函館磨光小学校(加藤正男校長、児童148人)がこのほど、日本国際連合協会道本部(事務局・道知事室国際課)の実施する「国連文庫寄贈」事業の対象に選ばれた。同支部の主催する作文コンテストの応募者数が最も多かった小・中学校各1校に贈られるもので、同小は40人が参加。さらに同コンテストでは特賞2つと金・銀賞、佳作の各賞を同小児童が独占し、子どもたちや関係者は「とてもうれしい」と喜んでいる。
文庫の寄贈は、青少年への国際思想の普及啓発を目的に毎年実施。中学校の部では桧山管内乙部町の乙部中(豊田收校長)が選ばれた。
入賞したのは、特賞の日本国連協会道本部長賞に高田葵さん(5年)、道知事賞に坂本玲哉君(4年)、金賞に古内久大君(6年)、銀賞に関根靖浩君(6年)、佳作に村上優香さん(5年)と和井内祐希さん(4年)。
最高賞を獲得した高田さんの作品は「平和な世界を作りたい」との題で、戦争を経験した祖父の話などから「戦争にならないためには、みんなが友達になってたくさん楽しいことをするといい」と平和への思いをつづった。坂本君の作品は「ひどい戦争のなかで」と題し、戦争に巻き込まれた動物や人間を描いた本を読んだ感想を述べ、「ぼくも、ぼくたちのあとの子どもたちも動物も、これからは戦争を知らない方がいい」と戦争の悲惨さを訴えた。
高田さんは「祖父も良かったと喜んでくれた」、坂本君は「選ばれると思わなかったので戸惑ったけどうれしい」と話し、入賞した仲間と共に喜んでいる。
同校は地域の読書感想文コンクールにも積極的に参加するなど、作文教育に力を入れており、加藤校長は「『書く』ことは自分の思いや考えを明らかにするための大事な分野。受賞はうれしい限り」と話している。14日には同校で文庫の寄贈式が行われる。
提供 - 函館新聞社
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